YouTubeがまた新たな収益機能を追加したことを発表した。広告配信だけでなく、ユーチューバーにとってよりビジネスのチャンスが拡大するグッドニュースだ。
今回発表された収益化機能は3種類。「プレミア」「メンバーシップ」「マーチャンダイズ」である。
「プレミア」は1万人以上のチャンネル登録者数を持つユーチューバーに順次公開される。これは録画済みの動画をライブ配信同様のフォーマットで公開できる機能。有料のコメント強調機能の「SuperChat」も利用できるため、過去の資産である録画済みコンテンツも収益化の機会が拡大することになる。
フォロワーやSNSユーザーにまだアップロードしていない動画の公開日時などを予め告知し、公開と同時に再生回数を稼ぐことができる。ユーチューバーがアップロード前の動画についてプレミアの使用を設定すると、自動的に動画のランディングページが生成。そして、そのページへのリンクを自分のアカウントのInstgramやTwitterといったSNSなどに示せば、動画公開前から集客活動ができるというスグレモノ。さらに大きな機能として動画クリエイターが視聴者とやり取りできる”Super Chat”が設置できる。Super Chatはライブストリーミング用に提供されるのと同じ、投げ銭機能付きチャット機能だが、プレミアページでは、公開に合わせて集まった視聴者からの質問などに、随時答えたり感想を述べ合ったりすることができる。これは、映画初日の舞台挨拶での観客との質疑応答をYouTube上で再現するような感じになるのかもしれません。視聴者は投げ銭機能で自分のコメントを目立たせることもできるので、熱心なファンが大勢いるユーチューバーならこの方法で収益を拡大させることができそう。
「メンバーシップ」はチャンネル登録者数が10万人以上のユーチューバーに与えられる機能。もともとは「スポンサーシップ」という名称で一部のユーチューバーのみに利用可能となっていたもので、毎月4.99ドルの月額制のチャンネル登録機能で、登録者は特別な絵文字やバッジ、登録者限定の動画やライブ配信を視聴可能になる。
「マーチャンダイズ」は1万人以上のチャンネル登録者数が得られる機能で商品の販売機能だ。オリジナルTシャツなどの製造販売を代行するサービスTeespringと連携したもので、YouTube経由からグッズが販売されるごとに1ドルの報酬が得られる。米国のクリエーターと視聴者を対象にしているので、日本ではまだ先のことだ。ここで詳しく述べている。

  












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