今や自動車など単なるモノではなく体験を生み出す、体験型サービスへのビジネスモデルの変化が求められる業界において、その体験を提供できるSNSプラットフォームの活用は不可避です。自動車業界においても特にメルセデスベンツはSNSの活用をどの自動車メーカーよりも先んじて進めてることでブランドと消費者、ファン、支持者とのコミュニケーションを強化しています。
そのメルセデスがメルセデスベンツYouTubeチャネルにて「キートゥサクセス、成功への鍵」キャンペーンを先週25日に開始しました。コラボしたのは米国の人気R&B歌手のアリシアキーズ。メルセデスベンツとアリシアキーズは、女性がお互いに力を与え、お互いから学び、共に成長するように刺激し、音楽業界を超えて社会的相互作用に前向きな変化をもたらすことを望むと自社のリリースの中で発表しています。アリシアとメルセデスベンツは一緒になって、音楽業界を超えて、自信を持って女性が自分の道を歩むことを奨励、今回の「Keys to Success」キャンペーンは、有名なアーティストであり、ブランドのグローバルパートナーである彼女が共同設立した「She Is The Music」を通じて、世界中の音楽業界の女性を指導している様子を示しています。
メルセデスは2015年以来、世界中の女性の社会における活動を支援しており、彼女たちとオープンで創造的な交流を促進しています。今回のキャンペーンは、多様性が創造性と革新の推進力であるというメルセデスベンツの信念を反映したものになっています。
今回公開されたアリシアの動画の中では、まだまだ閉鎖的な音楽業界における女性の状況を数値で表現しながら、彼女の音楽とそして最新のメルセデスのメルセデスベンツEQS5804MATICがスタイリッシュに登場しています。
メルセデスベンツも女性の昇進、活躍の場を作る
もちろん音楽界だけでなく、同社でも女性の昇進は、重要な分野です。彼らのリリースのよれば、その目的は明確です。同社は女性を上級管理職に就くことを進めており、現在の目標としては2030年に30％のシェアを目指しています。現在は22.5パーセントです。取締役に関して言えば、Mercedes-Benz Group AGの取締役会における女性の割合は37.5％です。すでに8人の取締役のうち3人は女性です。
「メルセデスベンツのダイバーシティ＆インクルージョンマネジメントは、基本的にすべての従業員の機会均等に関係しています。目的は、年齢、民族の出身と国籍、性別と性同一性、身体的および精神的能力、宗教と世界観、性的指向、社会的出身に関係なく、会社に最適な専門家とマネージャーを引き付け、育成することです。」
このダイバーシティ＆インクルージョンに関して、今回のようにアリシアキーズのような大物アーティストを使って、世の中に問うだけでなく、自らも実践する企業の姿勢にまた多くのメルセデス支持者を生むことでしょう。フィリップコトラーの提唱する、新しいマーケティングフレーム５Aを時代に則した形で実践するメルセデスのお話でした。
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